防災学術連携体・特別シンポジウム

防災教育と災害伝承への多様な視点-東日本大震災から 10 年を経て-

関連シンポジウム:防災教育と災害伝承(2021年11月6日14時30分~)
日時:2021年11月6日(土)18:05~20:00
主催:(一社)防災学術連携体

2011 年東北地方太平洋沖地震により引き起こされた未曾有の大災害:東日本大震災発災から十年が経過した。発災の直後の被災対応から始まり、多くの課題を抱えつつ、復旧、復興に向けた様々な活動が進められてきている。津波による被害、地震の揺れによる被害、原子力事故などに起因する様々な災害が生じ、被災地や周辺地域での社会生活に大きな困難を及ぼしている。今後引き続き復興に向けた取組みを継続していくと同時に、この多くの犠牲を受けた災害から得た貴重な教訓を、東北と日本の今後の安全な社会実現のために活かしていく必要がある。
本特別シンポジウムでは、東日本大震災後の 10 年間の経験と教訓を踏まえ、今後の防災教育と災害伝承に向けた各分野の取組みについてご報告いただく。多様な視点から防災教育と災害伝承を考える機会としていただきたい。

ご案内PDF一括印刷用資料Q&A
18:05 開会
趣旨説明 防災学術連携体代表幹事、東京工業大学特任教授 米田雅子 
18:07 講演
日本計画行政学会:東日本大震災伝承ネットワーク 根本敏則(敬愛大学) 
日本災害復興学会:震災遺構の新たな地平を拓く―日常に織り込まれた災害伝承 坂口奈央(国立民族学博物館) 
日本災害復興学会:災害復興法学の誕生と新たな防災教育への展開 岡本 正(銀座パートナーズ法律事務所弁護士) 
日本災害復興学会、日本自然災害学会:地震リスクと不確実性:複眼的学習アプローチの促進 清水美香(京都大学総合生存学館)、橋本学(京都大学防災研究所) 
こども環境学会:子ども・子育て期の親が主体となる防災教育・災害伝承 三輪律江(横浜市立大学)、安部芳絵(工学院大学) 
水文・水資源学会:沿岸域水道水源地下水の東日本大震災の影響と回復 開發一郎(広島大学名誉教授) 
日本応用地質学会:防災教育への取り組みと自然災害伝承碑の応用地質学的研究 稲垣秀輝((株)環境地質) 
廃棄物資源循環学会:災害廃棄物~多様な関係者と考える~ 浅利美鈴(京都大学)、鈴木慎也(福岡大学) 
日本地震工学会:近年の複合災害から学ぶ自助・共助・公助による防災対策 久田嘉章(工学院大学) 
日本第四紀学会:和歌山県新宮市に伝わる江戸時代の土砂災害慰霊碑の発見と活用 西山賢一(徳島大学) 
日本災害看護学会:福井県永平寺町における個別避難計画活動 酒井明子(福井大学) 

まとめ、閉会挨拶 防災学術連携体代表理事、東京工業大学名誉教授 和田 章 
20:00 終了